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急性期病院のDPC制度は、看護師にどんなメリット・デメリットがあるの?

急性期病院のDPC制度ってどういうものか知っていますか?「DPCなんて、難しいからよくわからない」、「DPCなんて看護師には関係ないでしょ?」と思うかもしれませんね。でも、DPCは看護師にも影響がある制度なんです。特に、転職する時はDPCを導入しているかどうかは転職先を選ぶ時の大きなポイントなんですよ!

急性期病院のDPCってどんな制度なの?

急性期病院のDPCがどんな制度なのかを、まず最初に知っておきましょう。DPC制度とは診療群分類包括評価制度のことで、医療費の定額支払いに用いられる制度のことです。

ちょっと難しいですよね。もう少し簡単に説明したいと思います。

DPC制度が導入されるまでは、医療費は出来高払いでした。つまり、病院は治療を行った分だけ報酬をもらえるというものです。

大げさに言えば、薬を使えば使うほど、いまいち必要のない治療でもやればやるだけ報酬がもらえたんです。これだと、病院側は儲かりますが、国の医療費はどんどん増えていく一方ですよね。医療費が増えれば、国の財政は破綻します。

医療費削減のために導入されたのが、DPC制度なんです。DPC制度は、診断名(診療群分類)を元に医療費の計算を行いますので、無駄が出ないような仕組です。

患者さんを効率よく最短距離で回復させた場合に、利益が最も大きくなるような仕組になっています。

このDPC制度は、厚生労働省が2003年に導入を開始して、急性期病院ではこのDPC制度の導入が推奨されています。現在では全国にある一般病床(急性期の病床)約90万床のうち約49万2000床がDPC制度を導入しています。

今後、DPC制度を導入する急性期病院は、さらに増えていくことが予想されています。

急性期病院のDPCは、看護師にとってどんなメリットがある?

急性期病院のDPCは、看護師にもメリットがあることなんです。医療費の支払い制度なんて、看護師には全然関係ないように思えますが、そんなことはないんです!

DPC制度を導入していると、看護師にはこんなメリットがあるんですよ。

看護師配置が10:1以上

DPC制度を導入するためには、看護師配置が10:1か7:1という基準をクリアしていなければいけません。つまり、DPC対象病院は、看護師配置は10:1以上ということになります。

看護師の数が多ければ、それだけ看護師1人あたりの負担は少なくなりますよね。ですから、DPC対象病院で働けば、仕事の負担が少なめで済むんです。これは大きなメリットだと思いませんか?

クリニカルパスが増える

DPC制度は、その病気に対して効率よく無駄がない治療をすると、病院の報酬が増える仕組になります。効率よく無駄がない治療を行うには、医療を標準化する必要がありますよね。

医療の標準化といえば、クリニカルパスです。DPC対象病院では、積極的にクリニカルパスを導入しているところが多いんです。

入院の患者さんを受け持った時に、「あぁ、看護計画立てなくちゃ。アセスメントするの、面倒臭いなぁ。」と思ったことがある看護師さんは多いと思います。

でも、クリニカルパスであれば、看護計画もクリニカルパスの中に含まれていますので、アセスメント&計画立案の必要はありません。クリニカルパスが増えれば、その分看護師の面倒な仕事が減るんです。

急性期病院のDPCは看護師にとってどんなデメリットがある?

急性期病院のDPC制度は、看護師にとってメリットばかりではありません。デメリットもあるんです。デメリットもきちんと確認しておきましょう。

在院日数が短くなる

DPC制度は効率の良い医療を目指すものですから、当然在院日数が短くなります。在院日数が短ければ、病院の報酬が増えますので、 病院側もできるだけ在院日数を短くしようとします。

そうすると、状態が安定したり落ち着いてきたら、すぐに退院してしまうので、入院している患者さんは重症な人ばかりということになります。

自分で考えて看護する機会が減ること

DPC対象病院では、クリニカルパスの導入が進んでいます。病棟によっては、患者さんの半分以上がクリニカルパスという場合もあるでしょう。

クリニカルパスは、入院日数も決まっていますし、看護計画も決められていますので、「この患者さんに今必要な看護は何か?」などと自分で考える機会が減ってしまうこともあるんです。

ただ、患者さん全員にクリニカルパスが適用になるわけではありませんし、合併症などを起こしてクリニカルパスに乗らないというイレギュラーなケースも出てきます。

また、クリニカルパスの患者さんでも、意識的に自分で考えながら看護をすることはできますよね。

このようにメリットやデメリットを見てみると、急性期病院への転職を考えている人にとって、転職先の病院がDPC制度を導入しているかどうかは大きなポイントになりますよね。

転職先の病院がDPC対象病院かどうかを知りたい場合は、転職サイトを利用しましょう。担当コンサルタントが、あなたが転職したいと思っている病院がDPC対象病院かどうかすぐに調べてくれますよ!

書いた人

看護師 tomo

地方の看護学校卒業後、東京の総合病院の急性期病棟で5年間勤務。その後、地元の総合病院で勤務しています。今年で看護師15年目になります。急性期病院一筋の私の経験から、急性期病院で働く実態や魅力、転職のポイントなどをお伝えしたいと思っています。

  • 取得資格:看護師
  • 出身:静岡県
  • 年齢:37歳
  • 看護師経験:総合病院2ヶ所
  • 経験がある診療科:消化器外科、呼吸器内科、化学療法室

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